事業主が生産経営活動中において発生し得る商業賄賂、業務上横領、契約詐欺等の刑事法リスクを防止することを支援するために、９月４日午後、君澤君上海律師事務所シニアパートナーの王正洋弁護士が事業主のための企業刑事法リスク管理研修会を実施した。

王正洋弁護士は、事業主は融資過程における刑事法リスク管理を重視すべきであると特に強調し、刑事訴訟に臨む際には法律に基づいて積極的かつ有効に対応すべきであるとの説明を行った。また王弁護士は、自ら取り扱った刑事事件事案と結び付けて事業主に対し、中国の刑事訴訟における証拠の証明力については最高かつ最も厳格な「合理的な疑いを差し挟む余地のない程度」という基準が採用されていることについての解説を行った。刑事弁護士は企業及び事業主が無罪、軽微な犯罪であるという証拠を積極的に収集して公安機関、検察機関及び法院に提供し、事案関連事業主の合法的権益を守ることに努力すべきであるとした。